足の力
80代女性の患者さん
先日、昨年夏の出来事をお話しして下さいました。
昨年も7、8、9月と、猛暑続きの毎日でした。
しきりに熱中症に注意して下さいとの呼びかけがありましたので、水分をこまめにとり、
冷房も適切に使い過ごしていました。夏バテもなく暑さを乗り切ることはできたのですが、
秋口になって久しぶりに駅の階段を昇ろうとしたところ、足に力が入らず、手すりにつかまら
ないと昇れなかったことに大変びっくりされたそうです。
今まではゆっくり昇れていたのに、足の力が急に弱くなってしまったと焦りました、と・・・
振り返ってみると、買物にサッと行ってくる程度で、暑さのあまり外出や散歩を
極力控えてしまい、趣味の手芸を一生懸命されていたそうです。
あの暑さの中では、無理もありませんね。
それからは、買物前にひと回り散歩することを決め、徐々に足の力、筋力も戻ってきて、
また駅の階段も昇れるようになりました。
自分で実感できたことが、一番大きかったですね。
何でも老化現象、体力は低下するもの、とばかり考えずに、いくつになっても、
前向きに前向きに、体を動かしてゆくと、結果は必ずついてくるものだと思います。
今年の夏は、お部屋の中でも簡単な運動をして、もう準備をしているそうです。
熱中症に注意しながら、頑張ってください!
今はまだ、朝晩の散歩は何とかできる気候ですが、7月8月は一体どうなるでしょうか?
今年の暑さ、気になるところです。