逆子の灸

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逆子の灸

2020-10-20

先週は、大変貴重な経験を致しました。
私事ですが、息子夫婦に今年子供が生まれます。
12月の出産予定ですが、31週の10月初めの検診では、逆子ということでした。
逆子治療がお灸でできるということは、お嫁さんもいろいろ調べて知っておりまして、
逆子体操も時々やっていたそうです。
やれることは何でもやって、出産を迎えたい!!
と言うことでしたので、
「お灸はちょっと熱いよ~ もちろん我慢できる熱さだけど・・・」
という訳で、治療が始まりました。

10月中旬、1回目の治療は軽めに
足三里という足のスネにあるツボに、鍼を左右2本打ちまして、
そのまま置鍼しておきます。全く痛くないとの感想です。
足三里は、滋養や精神安定の意味を込めてです。
同時に、足の第5指の爪の根元の横にある「 至陰(しいん)」というツボにお灸をしていきます。
もぐさをお米の半分ぐらいの大きさにひねって置き、お線香で火をつけて燃やします。
底辺をなるべく小さくして、細い灸の熱刺激です。
熱いというより、一瞬ピリッと感じるようにしたいと思って、お灸しています。
この不思議な刺激で、お腹の赤ちゃんもよく動いているとのことでした。
もぐさの香りに包まれながら、左右の足指にそれぞれ15壮ぐらい、細い灸を行いました。
初めての経験で、お嫁さんは緊張で手汗、足汗がじんわり・・・
よ~くわかります!
その後、ベッドの上で逆子体操もやりました。

2回目の治療は数日後
少し慣れてきまして、私がもぐさに火をつける時、ハイとか、いきますとか声をかけると、
その後2秒後ぐらいにピリッと伝わりますので、ささやかな心の準備?ができまして、
スムーズにできたかなと思います。
壮数も少し多くしました。
おもしろいことに左右の足の感じる熱さが、全く違うのです。
熱く感じない方に多めに灸をして通しました。
最後にお腹の赤ちゃんに向かって、ぐるっと回るんだよ・・・と呼びかけて終了です。

そして、その数日後の検診
嬉しいことに、逆子が治っていたのでした!!
本当にびっくり、いい子ですね~
古来より伝わってきたお灸の力、元気な赤ちゃんの力、そして信じる力・・・
いろいろな力が、合わさった結果です。
今まで何例か逆子治療もしてきましたが、こんな身近なところでお役に立てたことを
幸せに思いました。
あとは無事に生まれてくることを、願うばかりです。


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