腸内環境
2015-04-21
70代 女性
3月にウィルス性胃腸炎を発病、下痢や嘔吐で大変苦しい思いをされました。
生まれて初めての経験だったそうです。
抗生物質をはじめいろいろなお薬を服用し、急性期の症状はなくなりましたが、
まだ何となくお腹の調子は、今一歩戻っていないようです。
もちろん、少しずつ少しずつは良くなっていますが、以前のように何でも食べられる
という状態ではありません。
体重も減ってしまったようです。
数年来、、定期的な鍼治療をされている患者さんですので、気血のめぐりを良くして
免疫力を上げるような治療をしています。
腸から健康に・・・・・という言葉があるくらい、腸の力は大きいです。
体調を良くも悪くもし、ストレスにも左右されるようです。
ウィルスは征することができましたが、善玉菌もダメージを受けて、
腸内環境が乱れてしまったのでは・・・・と患者さんもおっしゃってました。
なるほど、そう言うこともありそうです。
ですので現在、腸内細菌の善玉菌を増やすような食事をいろいろ考え、試しています。
ヨーグルト、納豆、などの発酵食品や、じゃがいも、だいこん、りんご、はちみつ
などを積極的に摂るようにしています。
ごはん中心の、和食のお食事で、うめぼしは欠かせないそうです。
人間の身体は、時には敏感で崩れやすいものですが、自然治癒力という
自分の力で治す強さもあります。
食事をあれこれ考え、焦らずにがんばっている姿は、勉強になります。
腸内環境を自分の力で整えて、早くおいしく食べていただきたいですね。
治癒力アップのためにも、鍼灸でお手伝いしたいと考えています。