「 気・血・水 」
2011-08-08
東洋医学の最も重要としている診断の基準となるものに「 気・血・水 」があります。
生命活動のもとである、気・血・水 がバランスを保ち、体を動かし、頭を働かせ
心を安定させます。
この 気・血・水 に乱れが生じると、体調が悪くなると考えられています。
病気というものは一つの臓器器官の変化だけではなく、体全体の不調和によるものと
捉えているのです。
気・血・水は、それぞれ相互に関連して働いています。
気は血と水を運ぶ役割をし、全体をコントロールしています。
西洋医学の概念では、自律神経系とも考えられます。
血は血液であり、脈管を巡り酸素と栄養を供給しています。
体内環境の調整を行うホルモンなども含めた内分泌系といえます。
水は「津液」とも呼ばれ、体内のあらゆる液体を含みます。
体に潤いを与え、ウィルスや細菌から体を守る免疫系に相当します。
最近ではテレビや新聞など漢方薬の広告で、時々目にすることがありますが、
気・血・水 のバランスよい状態が健康といえます。
そして、はりきゅう治療は、これら気・血・水の調整をすることを、最も得意としています。